八上松竹堂について
経営理念 私たちは表具技術を通じ、ゆとりとやすらぎをもたらし、快適で安全な生活空間を創造し、日本文化の発展に貢献します。

店主 八上幸一
日本の文化、美術は千年以上前から表具技術によって今に伝えられてきました。しかし、近年の表具にはその裏打ち用紙や接着剤が保存に適さない物があります。

表具とは、書画を単に掛軸や額などの鑑賞できる形に作り上げるだけでなく、それを長期保存できる状態にすることが重要な使命です。近年、熟練技能を必要としない機械による表装が広まりつつありますが、これらは傷んでも仕立て直し、修復不可能なものがほとんどです。
八上松竹堂では、作品保存に最も有効である手漉き和紙と澱粉煮糊を使用する伝統表具技術を継承し、再生可能な表装を行っています。そして、損傷の激しい古書画の掛軸、襖、屏風でも、創業以来蓄積されたノウハウをもとに熟練した技能を有する3人の厚生労働大臣検定1級表装技能士がその修復を行っています。 また、高度な技術を要する「袋張り」という工法で、手漉き和紙や本金砂子細工紙、肉筆画などを張る高級襖や屏風の製作や、床の間張付壁、社寺内陣金箔紙張り等において、耐久性の高い美しい仕上がりの施工を行うことができます。

掛軸や屏風においては、現代の住空間にマッチした新しいスタイルの掛軸(タペストリー)や創作屏風(パーティション)などの製作提案も行っています。これらは、大阪府表具内装協同組合が主催する「表具内装工芸展」で出品発表を行い、大阪府知事賞を受賞しています。

また、 今日の住宅は、生活様式と共に洋風化されてきましたが、一方で、「和」の良さの再認識が始まっています。暖かみや安らぎをもたらす和紙を壁紙に用いたいという需要が高まり、材料メーカーの新商品開発も盛んです。八上松竹堂では常に、新素材に対する知識の拡充と施工技術の研鑚に努め、特に和紙張り施工を得意としており,平成17年4月に開館した京都迎賓館新築工事において、和紙壁装の施工をいたしました。

店主 表具師 八上幸一

 

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