屏風は襖ができる以前から移動式の間仕切りとして使用され、そこに芸術的な装飾がなされインテリアとしても活用されてきました。屏風は軽く、不要なときはたたんで隅に置いておけば場所を取りません。最近では広いリビングを仕切る(視線を遮る)ために新感覚の創作屏風も求められるようになっています。 当店では、お客様のご使用目的、ご要望に添ってどんな屏風でもお造りいたします。
下記の屏風は、当店の表装事例です
観賞用屏風
鑑賞装飾用として絵画や、書などを書いたり、或いはそれらが描かれた本紙を張り込みます。本間二曲・六曲のほか、五尺二曲・六曲が一般的ですが、その目的からしてサイズは規制されるものではありません。二曲屏風(ろうけつ染め) |
五尺六曲屏風(ろうけつ染め) |
腰付き二曲屏風、紐蝶番 |
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三尺丈隅立 |
風炉先屏風(水墨画・緞子袖貼り)
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二曲屏風
(紅型・麻布に染色) |
本間二曲屏風(振り袖貼装) |
本間二曲(書) |
本間二曲屏風 (四国八十八ヶ所集印帳) |
金屏風
祝儀の時の金屏風は元々は本間六曲で、おめでたい絵が描かれていました。ホテルの結婚式場などで用いられる金屏風は昔のものより丈も高く、巾も広くなっています。 その他に本間二曲や、玄関の礼受け用としての礼場屏風を金箔や、金砂子箔の紙で仕立てます。本間六曲一双 松梅双鶴金屏風
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風炉先屏風
茶道の道具として風炉の向こう側に立てます。京からかみ 花兎模様 | 本金川俣絹裏箔 |
枕屏風
枕元に立てて、風よけと視線を遮る役目があります。本来、眠るときに使用する物ですから、あまり派手にせず落ち着いた柄や色合いにするのですが、刺繍や書画作品を貼ったり、古裂や帯を貼ったりして、その観賞用として使われています。帯の刺繍部分を貼装 |
着物の表と裏地を市松に切り貼り
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古裂パッチワーク |
季節の色紙絵を散らし押し |
創作屏風
自由な大きさ、形で、味わいのある表情豊かな和紙や金属箔紙を用い個性的なスクリーン、パーティションを作ることもできます。六曲変形屏風
(越前和紙漉き込み模様) |
ろうけつ染めと金モール刺繍(海外の工芸品)
作品巾の中心では二つ切りに出来ないので、あえて左右の屏風幅を変え蝶番部は一続きで切断していない。 縁はメタリックなダイノックを貼った特製縁 |
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二曲隅立
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五尺二曲屏風
(極薄い染め和紙を重ね貼りし色の変化を楽しんでみました。) |
四曲スクリーン |
左の四曲スクリーンの裏側 |
四方結界屏風 (三角形二枚折屏風を二本、背中合わせに立て、空間を四つに仕切れます。) |
置き床屏風 (三枚折りで簡易の床の間とすることができます。) |
衝立
おもに、玄関上がり口に置き、その先の部屋への視線を遮ります。
越前本鳥の子漉き込み模様
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左の衝立の裏側、鳥の子紙網代織り |
本金雲砂子 |
太鼓張り春日衝立 |