最高級・超高級襖の施工事例
純金、銀の砂子、箔、泥を使って加飾されたものや、注文絵(絵師による肉筆画)が、最高級の襖で、芸術品です。
最高級品にふさわしい、襖下地はの本襖七遍貼り(以上)とし、本漆塗り襖椽、銅製引手などを使用します。襖本体も高価ですが、金銀の使う量や加飾の手法、画家の揮毫料によって値段が決まります。
下記の襖(ふすま)は、当店の施工事例です
高野山画僧 藤原重夫先生による肉筆水墨画。
建合せをした襖下地に手漉き雲肌麻紙を上貼りし、絵を描いて頂いてから襖椽を打って仕上げました。
肉筆 老松に孔雀 バックに本金砂子を振りまき、松、孔雀、草花を濃彩色で描いています。柱、鴨居を真塗りとし、錺金具をほどこした武家書院を彷彿させる豪華絢爛な障屏画です。 素材:特漉き鳥の子二号紙・手書き |
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本銀箔梨地(振り潰し)に、風に揺れる柳を墨と胡分で摺り込みました。 照りを押さえながら輝く銀色も年月と共に黒くなり(いぶし銀)味わいが出てくることでしょう。(4枚組) |
京からかみ 東本願寺牡丹 2間2枚立の戸襖で、6尺(約180㎝)×7尺(約210㎝)の鳥の子3号紙に寺紋を型紙から手摺りしたもの。(堺市・光照寺) |
高級織物襖紙に漢詩文が書かれた、印刷既製品です。 |
本金銀プラチナ箔砂子で、たなびく霞雲を表現。銀の雲は磨き出しで七宝文様が浮き出ています。上品で豪華な金細工の技法が駆使されています。 (写真は三枚立て、右側への引き込み収納) |