お部屋の壁に本物の手漉き和紙を張りたい方へ
気に入った和紙がない、値段が高い、張ってくれる職人が見つからないなど、困っていませんか?
近頃、天然素材にこだわりをもって、本物の手漉き和紙を壁に張りたいと思われる方が増えてきました。しかし、ビニルクロスを張る内装店はたくさんあるのに、和紙張りを施工できるところはなかなか見つからない。あってもとても費用が高く付くのはなぜでしょうか。
それは、一般的な壁紙(ビニルクロス)と和紙壁紙とではその施工方法が大きく違う事にあります。つまり、一般的な壁紙は90㎝巾のロール状になっており、糊付機で糊を付けることができ、天井から床まで一挙に貼れるのに対し、和紙の大きさは60×90㎝や50㎝角であったりまちまちで、大きいものでも通常は約90×180㎝で機械で糊付けはできません。全て刷毛をつかい手作業で糊付けをしなくてはなりませんし、小判の紙の場合は継重ねながら貼り、あえて継ぎ目をデザインとして見せるように張るのです。 また、和紙によって(特に金箔や、本鳥の子など)は下地壁のわずかの凸凹も表面に影響しないように、袋張りという下張りを行ってから上貼りをする事も必要になります。これは古来からの表具の高度な技術で一般のクロス屋さんでできる人はほとんどいないのです。 |
ならば表具屋に頼めばできると思いきや、実際にこれを現場でできる職人は本当に少ないのです。和紙を張る場合全てにこの袋張り工法を用いるわけではありませんが、素材によってどのような張り方をするのがよいか見極められなければなりません。
つまり本来は、和紙を張ったことのない業者には、なかなか手を出せない分野なのです。
以上のことから施工価格も、通常の壁紙よりも数倍の手間代がかかりますし、材料費も高価なものが多いのです。
そこで、実際和紙施工する職人がいない内装屋さんに頼むとどうなるか?
和紙施工の難しさをよく分かっているところは、自分の処では受けない、和紙調のクロスへの変更を勧める。もしくは和紙を貼れる者を探してきて下請けさせることを考えるのです。 |
また、本当の難しさを分かっていない業者が、自分の処でもできると思ってやってみたら、とんでもない仕上がりになったということもあり、当店でも何度か他の業者の張り直し仕事をしたことがあります。結局、この特殊な仕事を直接に依頼できなくて、間に業者が入ると、一般クロスと比較するとより高価なものが、施主さんにはさらに驚くほどの値段にまでなってしまうのです。
当店には、あらゆる和紙を施工する技術があります。 是非ご相談下さい。 納得のいく価格にてご提供できると思います。 厚生労働大臣検定 1級表具技能士・ 厚生労働大臣検定1級壁装技能士・ 国土交通大臣検定 2級施工管理技士 がいる八上松竹堂へご用命下さい
下記の壁装は、当店の施工事例です
雲肌鳥の子紙(三六判)施工例
以前の壁紙をめくった後のコンパネ下地 | 手漉き楮紙で袋張りをしているところ |
施工後 |
Karakamiyawall30
(楮の茎繊維を漉き込んだ和紙 50×100㎝)の施工例
(左上) |
箔打間合紙の施工
(左)袋張り二回目を張っているところ |
銀砂子紙のデザイン張り
(上左)地色の違う三色の銀砂子紙を裁断し貼り分けました。 (上右)色変わりの境目部分は渋紙を15㎜幅で貼り重ねています。 (下)完成後 |
雲肌鳥の子紙の天井施工
下地のパテとシーラー塗布の後、直貼り施工。 |
施工後 三六判の紙を60×90㎝にカットして継張りしています。 |
KW10壁装
KW32
Lala
本葛布 | 金泥引き霞雲 |
湊紙の腰貼り |
|